日帰り旅行をひとりで楽しむ!マイペースな旅行を実現するポイントとは

一人旅初心者において、日帰り旅行は最も適した旅行スタイルといえます。何も荷物を持たず、お金だけ持ってブラリと出かけることもできますし、家族旅行など団体での旅行しか経験したことのない人にとってはうってつけの方法でしょう。

では、そんなマイペースな一人旅を実現するにあたって、覚えておきたいポイントとは何があるのでしょうか。

アクセスの良い旅行先を調べておく

日帰り旅行なので、移動時間にはあまり時間をかけたくないところです。宿泊するのであれば道中も楽しむ余裕がありますが、ひとりで日帰り旅行を楽しむならそこまでの余裕はありません。地方になれば電車の本数が少なかったり、公共交通機関が充実していなかったりと、何かと移動に制限がかけられてしまいます。

突発的な日帰り旅行でない限りは、事前に気軽に足を運べる範囲でアクセスの良い観光先を探してみましょう。特に大切なのは、どうやって帰るかです。適当に計画を練ると帰宅するのが深夜になったり、最悪の場合帰ることができず日帰り旅行が破綻しかねません。

行き帰りのルートを計算しておくことで、効率的な日帰り旅行を目指しましょう。ちなみに近年では、台湾や韓国など近場のアジア圏なら日帰り旅行でも足を運べる時代です。国内の遠い地方よりもこうした海外の方が移動時間を短縮できることも珍しくありませんし、日帰り観光客向けのプランを提供している航空会社も珍しくありません。

いきなり海外旅行に一人で、なおかつ日帰りというのはハードルが高いかもしれませんが、少し慣れてきたらチャレンジしてみるのも悪くないでしょう。簡単に異国情緒を味わうことができますし、何気ない週末を思い出深い一日にすることも可能なのです。

軽装かつ動きやすい服装で

着替えや大きな荷物を必要としないので、日帰り旅行では軽装がおすすめです。自分が動きやすい服装で旅行することで多くの観光スポットを回れるようになりますし、何より疲れません。

日帰り旅行はどうしてもタイトなスケジュールになりやすいので、自分で自分を急かしかねません。一日だけでもそうした状態が続くと疲れが溜まってしまうので、少しでも疲れを軽減するためにも軽装での旅行がおすすめなのです。

また、一人旅では相談する相手がいないので、道に迷った時などスマートフォンに頼るケースが多くなります。そんな時両手が埋まっていては気軽にスマートフォンも取り出せないので、カバンは手が塞がらないリュックサックなどを使いましょう。

時には何も調べずに出かけることも

一人旅かつ日帰り旅行とくれば、何も調べずに思うままに旅行することも一つの楽しみ方です。観光スポットを回るという意味では効率的な方法ではありませんが、都会の喧騒から離れたかったり、気持ちをリフレッシュさせるにはうってつけの方法です。

わざわざ予定を立てる必要もないので、日帰り旅行を思いついたその日に行動できることもメリットの一つでしょう。ただし、あまり遠くへ出かけると日帰りで帰ってこられなくなる可能性があるので、そこだけは注意したいところです。

また、一人旅では食事の時間なども自分の思うようにコントロールできます。集団旅行では周りに合わせなければならず、ストレスが溜まってしまう方も多いのではないでしょうか。ひとりかつ日帰り旅行ならそんなストレスとも無縁な、自由な旅行を楽しむことができるでしょう。

特に体力に自信がない方にとって、タフな人との旅行は肉体的にも精神的にも疲れてしまいます。マイペースに旅行できるのが一人旅の最大のメリットなので、身体は疲れるかもしれませんが帰宅する頃にはスッキリした気持ちで帰路に着けるはずです。

初めてのトレッキングなら日帰りバスツアーがおすすめです

少し贅沢をしてみる

何日も旅行に出かけるわけではないので、大した出費にならないケースも多いでしょう。何より滞在費がかからないので、その金額分を現地での楽しみに費やすこともできます。本来はホテルなどに支払う宿泊費に充てるお金をランチに使ってみたり、街で偶然見かけたグッズを購入する資金にしたりと、少し贅沢を許すことで一人旅はグンと自由度が高まります。

買いすぎ使いすぎは禁物ですが、そこさえ押さえておけばちょっとした贅沢が日帰り旅行を豊かなものにしてくれるでしょう。反対に、徹底的にコストを下げたい人は食事にかけるお金を削減することも可能です。誰かと一緒に旅行に行けば、評価も料金も高いお店に足を運びがちですが、一人で食事内容にそれほど頓着しないのであれば無駄な出費になりません。

そんなふうに出費を抑えられるのも一人旅の醍醐味ですし、そこで我慢した分の予算を他の観光スポットに回すこともできます。何でもかんでも我慢していてはせっかくの旅行を十分に楽しめませんが、贅沢をするための我慢なら積極的に取り入れてみましょう。

格安航空会社を頼ろう

格安航空会社は海外向けのイメージが強いかもしれませんが、今は地方企業が参入したりと国内でも地方色の強い格安航空会社が増えています。

また、遠くへ日帰り旅行したい場合は、飛行機は非常に有力な手段となるでしょう。電車や自動車では時間がかかってしまいますが、飛行機ならひとっ飛びです。

格安航空会社はサービス面を簡素にすることで低価格帯を保っていますが、正直なところ一人旅行には不要なサービスも多く、あまり充実した機内サービスを期待していないのであれば格安航空会社は魅力的な候補となるでしょう。

注意点としては、格安航空会社は時にマイペースな旅行とはかけ離れたものになってしまいます。格安航空会社は遅刻に非常に厳しく、寝坊でもしようものなら飛行機に搭乗できずせっかくの日帰り旅行プランがパアになってしまった、となる可能性もあります。

格安航空会社は運行便の数が多いこともあり、たくさんの飛行機が日夜フライトしています。だからこそ時間に対して厳しい目で見ていますし、時間にルーズな人は注意してくれる人がいないからと搭乗に間に合わなくなることは避けましょう。

できれば平日に出かける

余裕があれば、一人旅かつ日帰り旅行は平日がおすすめです。旅行客が少なく、普段は人気スポットでも平日なので人が少なく快適な空間となり、落ち着いた旅行が可能になるはずです。少し物思いに耽りたかったり、人混みの中縫うように移動してまで旅行したくない、という人には向いています。

また、有給を数日間連続で取りづらい企業もあるかもしれませんが、単発の有給休暇でも問題なく旅行できることが日帰り旅行の強みです。フットワークを軽くして移動すれば一日でも多くの地方を回れますし、それをサポートしてくれるのが人が少ない平日という事実なのです。